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大阪府でマンション売却を考えていますか?売却相場の目安や地域差を紹介

藤井 栄一

筆者 藤井 栄一

不動産キャリア20年

「マンションの売却を考えているが、今の大阪府の相場はどのくらいだろう?」と気になる方は多いのではないでしょうか。相場を知ることは、損をしないためにもとても重要です。しかし実際には、エリアや築年数によって売却価格は大きく異なります。この記事では、大阪府におけるマンション売却の最新相場や地域ごとの違い、これからの価格の見通しまで、誰にでもわかりやすく解説します。現状をしっかり把握し、有利な売却につなげましょう。

大阪府全体のマンション売却相場の最新データ

大阪府におけるマンション売却の最新の平均価格は、2026年時点で約3,576万円と報告されています。また、1㎡あたりの平均平米単価は53.5万円/㎡となっています。平均専有面積は66.9㎡、平均築年数は28年という結果です。前月からは8.52%の上昇となっており、動きのある市場状況が読み取れます。

項目数値
平均売却価格3,576万円
平均平米単価53.5万円/㎡
平均専有面積66.9㎡

以上の数値から、50㎡ならば平均で約2,675万円、70㎡では約3,745万円程度が相場の目安となります。計算の内訳は、50㎡×53.5万円/㎡=2,675万円、70㎡×53.5万円/㎡=3,745万円です。

さらに、国土交通省の公的データをもとにした2024年初めの数値では、平米単価は48万4020円/㎡、総平均売却価格は約3,102万円で、前年比では平米単価ベースで約2.3%上昇しています。

項目数値
平米単価(2024年1~3月)48万4020円/㎡
総平均売却価格3,102万円
前年比(平米単価)+2.31%

これらを踏まえると、50㎡なら約2,420万円、70㎡なら約3,388万円が2024年当時の相場目安になります。具体例をお示しすると、70㎡×48万4020円/㎡=約3,388万円です。

築年数別の売却相場の違い

大阪府では、築年数によってマンションの売却相場に大きな差が生じています。まず、府全体における最新データでは、築1〜5年の物件は平均で6,978万円と最も高く、次いで築6〜10年が5,918万円、築11〜15年が5,102万円という順になっています。築年が進むごとに価格が下がる傾向が明確に見られます(以下の表参照)。これは築浅ほど新築時の資産性が残りやすく、需要も高いためです。

築年数平均売却価格
1〜5年6,978万円
6〜10年5,918万円
11〜15年5,102万円
16〜20年4,629万円
21〜25年3,689万円
26〜30年2,583万円
31〜35年2,047万円
36〜40年1,962万円
41〜45年1,875万円
46〜50年1,584万円
51年以上1,155万円

たとえば、築16〜20年のマンションでは平均価格が4,629万円、築21〜25年では3,689万円、築26〜30年で2,583万円と、築年ごとに着実に価格が低下しています。さらに築31年以降では平均価格が2,047万円以下となり、築が古くなるほど価格は下がる傾向です。このデータは、2024年の国土交通省の不動産情報ライブラリを基にイエウール編集部が作成した資料に基づいています。

また、大阪府内でも築年数別の平米単価や平均売却価格に注目すると、築1年以下では㎡単価が104.78万円、平均価格が5,725万円程度と高水準ですが、築10年では㎡単価が73.26万円、価格が約4,009万円、築12年では㎡単価が70.77万円、価格が約4,806万円となっています。こうして築年数が少し増えるだけで平米単価が目に見えて下がるため、築年数は売却価格に影響する重要な要素です。


このように大阪府のマンション売却相場は、築年数が若いほど高価格で取引される傾向があり、反対に築が古くなるほど単価・価格ともに下落していきます。特に築30年以上の長期経過物件では、価格が大きく低下するため、売却のタイミングや価格設定には慎重な判断が求められます。

大阪市とその他の市町村での地域別相場差

大阪府内におけるマンション売却価格には、エリアによる大きな差があります。ここでは、大阪市内の主要区と市外の主な市町村の㎡単価および平均価格を、信頼できるデータに基づいてご紹介いたします。

まず大阪市内の主要区についてです。大阪市における直近の中古マンション売買情報によると、北区の㎡単価は約90.40万円、中央区は約83.49万円、福島区は約73.65万円となっています。これらの区では平均成約価格も高水準で、北区は約5,747万円、中央区は約4,700万円、福島区は約4,696万円という結果です。

区名㎡単価(万円)成約価格(万円)
北区90.405,747
中央区83.494,700
福島区73.654,696

このデータは大阪市の主要区が、市内でも特に高い資産性を持っていることを示しています。

一方、市外の市町村では平均的に㎡単価・成約価格ともに低めですが、地域によって差が見られます。たとえば、豊中市は㎡単価が約45.48万円、成約価格が約3,388万円、吹田市は㎡単価が約44.45万円、成約価格が約3,320万円です。その他、高槻市(㎡単価約41.92万円、価格約3,014万円)や茨木市(㎡単価約38.41万円、価格約2,886万円)なども含まれます。

市名㎡単価(万円)成約価格(万円)
豊中市45.483,388
吹田市44.453,320
高槻市41.923,014
茨木市38.412,886

このように、大阪市と市外の市町村を比較すると、㎡単価でおよそ2倍近い価格差があることから、地域によりマンション売却相場が大きく異なることが分かります。

まとめますと、大阪市内の中心エリアは高価格帯で安定した資産価値を保っている一方、市外の市町村では比較的求めやすい価格であり、売却を検討される際にはその地域特性に応じた期待価格の認識が重要です。

最近の相場トレンドと今後の見通し

直近1年間(2024年初〜2025年末)の大阪府マンション売却相場は、おおむね安定しつつも徐々に上昇傾向を示しています。例えば、2024年12月時点の中古マンション平均売却価格は3,551万円で、前年の3,209万円から342万円上昇しています。また、取引件数も747件から772件と堅調に増加しました。一方、2025年8月時点では、平均価格は3,661万円で前年より+3.7%、㎡単価は56.09万円と+13.8%の上昇を示し、取引件数も+27.2%と活性化しています。

さらに地域別に見ると、大阪市では2025年10〜12月期の成約㎡単価が前年比+8.1%、平均成約価格が+7.2%に上昇しています。取引件数も前年比+19.9%と、全体的に活発な動きが続いています。

期間平均価格㎡単価の変動取引件数
2024年12月3,551万円–772件
2025年8月3,661万円(+3.7%)56.09万円(+13.8%)796件(+27.2%)
2025年10〜12月(大阪市)4,370万円(+7.2%)71.75万円(+8.1%)1,477件(+19.9%)

こうした上昇傾向には、大阪・関西万博の開催や「うめきた二期」「なにわ筋線」構想など、都市開発による影響が大きく関係しています。特に都心6区では価格上昇が加速し、大阪市北区などでは3年前比で50%以上の値上がりを示すエリアもあります。

ただし、万博の開催エリアそのものでは、大阪市中心部と比較して相場上昇が緩やかな傾向も見られます。例えば、此花区・港区・住之江区・大正区といった周辺では開催決定時からの価格伸長は1.2~1.5倍ですが、市全体では1.7倍、中心6区では約2.5倍にも達しています。

今後マンションを売却しようとお考えの方に向けては、まず価格の推移を注視することが重要です。都市再開発や万博後のレガシー活用計画は引き続き注目すべき要素です。とりわけ資産価値の上昇が顕著なエリアへの所在は、大きなメリットとなる可能性があります。適切なタイミングは「価格が上昇傾向であることを数字で確認でき、再開発などの材料も具体的になっている時期」と言えるでしょう。

まとめると、最近の大阪府マンション相場は堅調な上昇傾向にあり、とくに大阪市中心部では上昇率が高まっています。都市開発や万博関連の要因に敏感な市場動向をしっかり把握しつつ、売却を検討されることをおすすめします。

まとめ

大阪府のマンション売却相場について見てきました。全体の相場や地域、築年数ごとの特徴を知ることで、ご自身の物件がどの程度の価格で売却できる可能性があるのかイメージが持てたのではないでしょうか。市内と市外では相場が異なり、築年数や立地によっても価格への影響が大きいことが分かります。最新の動向を知ることや、将来的な需要の変化も参考にしながら、売却時期や価格設定についてしっかりと考えることが安心につながります。今後の売却を考える際は、動向や時期の見極めも重要です。

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